いつもカルシウム家族をご愛顧いただき、ありがとうございます。今回は特別企画、カルシウム家族第3話ご紹介の第3回、スポーツ選手にとって、どうしてカルシウムが必要なのかについてカルヤ姫が解説します。

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さてさておチビ、今までのおさらいだよ。骨からカルシウムを運んでいるのは誰だったっけ？

あっ、これPTH君だよね？

そう、副甲状腺ホルモン、PTHくんよ。
PTHくんの働きで、血中のカルシウムはいつも一定。でも、働き過ぎて血中のカルシウムをどんどん増やしてしまう。これがカルシウム・パラドックス！

１つの細胞に入るカルシウムは通常１つ。情報を送って出て行くと、また次のカルシウムが入ってきます。

細胞にはカルシウムの出入りを調整する膜があるけど、運動でよく動いている細胞の場合、酸欠でこの膜が弱ってしまいます。

カルシウム・パラドックスになると、膜の弱い細胞にたくさんのカルシウムが押し込まれ、細胞は縮んだまま緩まなくなってしまうのよ。

これが足がつったりケイレンしたりする原因。

なるほど・・・これがさっきの私の状態ね。
筋トレだけじゃ、強い身体は作れないって事ね。

そういう事ね。
さて、スポーツ選手の問題がわかったところで、来週はイライラ受験生の問題を解決しようかね。