先週おばあちゃんは、虫歯と歯周病の予防をするために大切な事の１つは歯磨きだと言っていたな。でも、おばあちゃんはもう１つカルシウムの補給も大切だと言っていた。これって、どういう事なんだろう？

【前回記事】虫歯の予防とカルシウムの関係(1)

【前回記事】虫歯の予防とカルシウムの関係(2)

【前回記事】虫歯の予防とカルシウムの関係(3)

突然だけど、一旦傷ついてしまった歯って、もう治らないと思う？

え、いきなりだなあ。
えーと、普通に考えたら治らないんじゃない？

まあ、普通はそう考えるよね。 じゃあ、唾液が歯を修復するって言ったら驚く？

そりゃあ驚くけどさ、いくらなんでもそんな嘘にはだまされないよっ。

ところが、これが嘘じゃあないの。
たとえ歯が多少溶け出してしまったとしても、唾液に含まれるカルシウムやリンが歯の表面に付着して歯を修復してくれるのよ。

えええぇぇ、嘘じゃなかったの？！

もちろんよ。おチビに嘘を教えても、何の特もないでしょ。
唾液にはそれ以外にも、(1)歯に細菌がつくのを防ぐ自浄作用、(2)食べ物を飲み込みやすくする、(3)歯を強化する、(4)免疫力を高めるなどの働きがあるのよ。

へぇー、唾液すごいんだなあ。

そうね、わりと大事なのよ、唾液。
じゃあ、情報が出揃ったところで、来週はまとめに入ろうね。