カルシウム教室

カルシウムについての「なるほど情報」を紹介します。
順次更新しますのでお楽しみに。

人体の自衛のためのカルシウム(2)

しつもん

先週のお話では、免疫っていう人の体の力が病気を防いでいるって事を教えてもらったんだよね。それで今週は、「外から細菌やウィルスが入ってきたとき、人の体はどうやってそれを抑えているのか」を教えてくれるんだったね。


カルシウムの働きにより免疫行動を起こします。

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まず、外敵から身を守る仕組みについて。
人の体に外から最近やウィルスが入ってきた時、貧食細胞がこれを食べちゃう。
そして、リンパ球から出てきたプラズマ細胞のつくる抗体によってこれを殺して、体の中で広がらないようにするの。


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えー、追い出すんじゃなくて食べちゃうの?


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ふふふ、結構びっくりよね。
でも、なんでもかんでも食べちゃうと色々と問題があるから、貧食細胞やプラズマ細胞は指示があるまで動かないのよ。


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なんか、良くしつけられた番犬みたいだな。


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ある意味では、その通りね。
じゃあ、そのきっかけは何なのかと言うと.........


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カルシウム!


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その通り。
これらの細胞が行動を起こすのは、カルシウムが外敵の侵入を細胞に知らせる事によるものなの。
細菌などの外敵がやってくると、カルシウムはそれを知らせるために、これらの細胞に流れ込む。この量が一定を超えると抗体が作られるとともに細胞自身が形を変え、細菌やウィルスに大して最もよい防御態勢を取るのよ。


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やるなあ、カルシウム!

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でも、もし食物から摂取するカルシウムが足りないとどうなるかしら?
そうなると、骨からカルシウムが体の中に溢れてしまう(カルシウム・パラドックス)わよね。これは免疫をとかさどる細胞の中にも入って、細胞に間違った命令を与えたり、逆に命令に気づけなくなったりするのよ。
そんな事で起こる問題の1つが自己免疫病なの。来週は、この恐ろしい自己免疫病についてお話をしようね。


こたえ

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