まず、先週のおさらいね。人間の体からは毎日150〜180mgのカルシウムが排出されてしまう。それを補う必要があるんだけど、180mgのカルシウムを補給するために、最低600mgのカルシウムを摂らなきゃならない。計算があわないわね。
計算が合わない理由は、「人間の体は摂取したカルシウムすべてを吸収できない」って事にあるのよ。だから、150〜180mgのカルシウムをきちんと補給するためには、体が吸収する量を踏まえて摂取する必要があるの。
ここに、年齢別のカルシウム吸収量の目安があるから見てちょうだい。
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10代、ボーンピークを迎える大切な時期には、30〜40%ものカルシウムを吸収する事ができるわ。でも、残念ながらこれがピーク。一番吸収できる年代でも、最大で40%しか吸収できないのよ。
これが20〜30代になると30%、40〜50代では20%、60代以降はなんと10%しか吸収できなくなるの。
こうやって見ると、年配の方はよっぽど気をつけてカルシウムを摂っていないと、あっと言う間にカルシウムが不足してしまうわね。お母さんから「1日600mg摂るのも大変なのに、900mgなんて・・・」、なんてため息が聞こえてきそうだわね。
なんとかする方法はないものかしら?実は、1つポイントがあるのよ。それを知るために、来週は「体に取り入れやすいカルシウムってどんなもの?」って事についてお話ししようね。
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