カルシウム教室

カルシウムについての「なるほど情報」を紹介します。
順次更新しますのでお楽しみに。

睡眠とカルシウム(2)

しつもん

今日は「心地よく眠るためにはどうすればいいか」について教えてくれるんだったよね。


僕なんて、いつも布団に入ったらすぐに寝ちゃうけど、なにか良いコツがあるの?


1つ目のヒントは「明り」

その話をする前に、睡眠がどういうものなのかについて説明しようね。


睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があって、眠っている間は、この2つの眠りが交互に繰り返されるのよ。簡単に説明すると、記憶を整理して大切な情報をまとめるのが「レム睡眠」で、眠りが浅く、このとき夢を見ると言われているの。そして、体力や精神的な回復をする深い眠りが「ノンレム睡眠」。


質の良い睡眠ってのは、「ノンレム睡眠」の時にどんな眠りをするかが重要なポイントになってくるの。それには眠っている間だけじゃなくて、一日の過ごし方や食生活での栄養の摂り方、眠る前の準備などが大切なの。

その1つが「明り」。強い光源は脳を興奮させたり、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑えてしまったりするの。だから、眠る30分前にはテレビやパソコンは消して、穏やかな音楽を聴いたり本を読んだりしてリラックスすると良いわね。

携帯電話の光も意外と強いから、枕元には置かない方が良いわ。

心身ともにくつろぐことのできる明りのイメージは、夕暮れの太陽の光。寝室には、オレンジ色のやわらかい照明がおすすめよ。


もう1つのヒントは来週のお楽しみ。


こたえ

レム睡眠とノンレム睡眠

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本文ではレム睡眠とノンレム睡眠について簡単に説明しました。ノンレム睡眠には4段階があり、それぞれ以下の状態を指します。
○睡眠段階1
 ウトウトと眠気を催し、浅い眠りの状態
○睡眠段階2
 より深い眠りの状態
○睡眠段階3
 十分に体が休まり、疲労が回復する
○睡眠段階4
もっとも深い眠り。体力や精神的な回復のほか、成長ホルモンの合成、免疫機能の修復も行われる。


人間にとって、安らかな眠りがいかに大事な事か、おわかりいただけましたか?

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