カルシウムって、どんな人にも必要なんだよね。なのに、気にしているのは女のひとが多いみたい。なんで女の人はカルシウムのことを気にするの?
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女性にカルシウムが必要なワケ
女性ホルモンを制御するからです
体調の変化を感じたら
上の図のように、後半から女性ホルモンは徐々に減っていきます。その影響で、生理に変わりはなくても排卵した卵が不完全だったり、受精しにくくなってきます。ホルモンのバランスが崩れ、体調に変化が現れるのが更年期のはじまり。思春期と更年期は逆方向ですね。思春期はぐーんと増え、更年期はどんどん減る。そのバランスを取るのがカルシウムで、足りなければ引っ張りだす、多いなら引っ込めるという調整をします。
女性ホルモンはカルシウムに制御されながら、逆にカルシウムの監視役もしています。更年期までの女性が、高血圧や血管の病気になりにくいのは、女性ホルモンとカルシウムのおかげ。その両方が減ってしまうと、低血圧だった人が高血圧になって、めまいを感じたりするのです。
35歳を過ぎたら、カルシウムと女性ホルモンのような作用をする「大豆イソフラボン」を多く摂ることをおすすめします。豆類や豆乳に含まれる「大豆イソフラボン」を、1日の3食以外に20mg摂取することを目標にするといいでしょう。