カルシウム教室

カルシウムについての「なるほど情報」を紹介します。
順次更新しますのでお楽しみに。

女性にカルシウムが必要なワケ

しつもん

カルシウムって、どんな人にも必要なんだよね。なのに、気にしているのは女のひとが多いみたい。なんで女の人はカルシウムのことを気にするの?

女性ホルモンを制御するからです

女性の体やココロ、それにお肌なんかは女性ホルモンによってコントロールされているのよ。今日は、その動きを飛行機に例えてみようかね。



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飛行機がゲートを出てくるのは産まれた時。

滑走路に向かうのが幼少期。

飛び立って上昇している時が思春期。

上空で安定するのが子供を産める成熟期。

子育ても終わり、降りてくるときが更年期。

そして、着陸する時が更年期の終わり。



どんなパイロットが操縦しているかが大事だってのは、飛行機と一緒ね。上手なパイロットが操縦すれば、飛行中も揺れを感じず安心して乗ってられるけど、もしパイロットが下手っぴだったり、十分に休憩を取ってなかったりしたらどうかしら?

実は、そのパイロットの役目をするのがカルシウムなのよ。十分なカルシウムが体にあれば、女性ホルモンを制御して上手に飛行してくれるわ。


人生は一度きり。どうせだったら上手なパイロットに運転して欲しいものよね。

こたえ

体調の変化を感じたら

上の図のように、後半から女性ホルモンは徐々に減っていきます。その影響で、生理に変わりはなくても排卵した卵が不完全だったり、受精しにくくなってきます。ホルモンのバランスが崩れ、体調に変化が現れるのが更年期のはじまり。思春期と更年期は逆方向ですね。思春期はぐーんと増え、更年期はどんどん減る。そのバランスを取るのがカルシウムで、足りなければ引っ張りだす、多いなら引っ込めるという調整をします。

女性ホルモンはカルシウムに制御されながら、逆にカルシウムの監視役もしています。更年期までの女性が、高血圧や血管の病気になりにくいのは、女性ホルモンとカルシウムのおかげ。その両方が減ってしまうと、低血圧だった人が高血圧になって、めまいを感じたりするのです。

35歳を過ぎたら、カルシウムと女性ホルモンのような作用をする「大豆イソフラボン」を多く摂ることをおすすめします。豆類や豆乳に含まれる「大豆イソフラボン」を、1日の3食以外に20mg摂取することを目標にするといいでしょう。

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